問題を解決する糸口、悩みを克服する方法

問題を解決する糸口、悩みを克服する方法


生きていく上で、問題や悩みはどうしても生まれてしまいます

身体や心の不調
職場、学校などでの人間関係
家族に関する悩み
生き方、将来についての不安

人生の中で、
まったく心の痛みも、悲しみもなく、
問題を一度も経験しない人は、いないはずです。

むしろ、私たちのほとんどは、
絶えず悩みや問題を抱えているのかもしれません。


そう考えると
「問題にどのように取り組むのか」「悩みにどう向き合うのか」
それは、
その人の「生き方をあらわしている」と捉えることもできるのです。



人は、いつでも「何かを選び続けて」生きている

人生は「選択の連続」で、できていると言えます。

日々の生活の中で、私たちには、
明日の予定、夕食の献立などの日常的なことから、
就職や結婚など、人生を左右する決断まで
ありとあらゆる状況において、
何かを決めなくてはいけない場面が訪れます。

私たちは、そのつど、
目の前の出来事に反応し、「どうするか」を判断し、
意思決定をし続けているのです。


たとえ、
「選択の余地などない」と思えてしまう状況であっても
人は、置かれた状況の中で、
無意識に「選択しないこと」を選んでいるとも
考えられるはずです。


判断をし、選択する中で生まれる、「悩み」や「問題」を
「心の反応」と考えたとき、見えてくるものがあります。

「選択の過程」で、迷いが生じたり。「選択の結果」について、どうしても納得できず、「思い通りにならない」「受け入れられない」「許せない」そんな気持ちになったときに、私たちの心の中で、「問題」が起きたと認識され、「悩み」の原因が生まれていると言えます。


問題も、悩みも、
自分の中の「考え方」「常識」「期待」などに強く影響される
そんな性質があるのです。



悩みや問題の大きさに飲み込まれて、自分を見失ってしまうとき

「問題」や「悩み」は、心を刺激し、感情を動かす存在です。

それは、場合によっては、
身体にまで影響を及ぼし、日常生活に支障をきたすほどの
「大きな何か」が、自分の内側にあることを意味しています。



問題や悩みの大きさに飲み込まれ、出口が見えないとき
私たちは、とても落ち込んでしまったり、
ときには自分の手に負えないと、あきらめたくなります。

私自身も苦しく、つらい経験をしてきました。


「やまない雨はない」
「夜の闇は、夜明け前が一番暗い」
そんな言葉と出会い、少なからず救われながらも、
「いったい自分の闇はいつ晴れるのだろう」
漠然とした不安と焦りの中にいたことを、今でも覚えています。


「どうしたら良いのかわからない」
「解決の糸口さえ見つけられない」
そんな閉塞感を感じてしまう心理状態のときには

自分でも気づかないうちに
過去の経験をもとにした、限られた自分の知識の中だけで
答えを見つけようとしているのです。



出口の見えない苦しさ、閉塞感は、「自分の殻」とも言える、「考え方」「信念」や、これまで積み上げてきた「自分を守ってくれたやり方」に照らし合わせて「何とかしよう」と、もがいている状態と言えます。そんな行き詰まった状況の中では、これまでの経験や知識のみに頼って、答えを見つけようとする限り、どうしても、今、置かれている状況から抜け出すことは難しくなるはずです。


さらに、
不安や心配、怖れに囚われたまま、
無理に何かを選択をしてしまうと
それこそ、
あなたの「心配していた望まない結果」を招いてしまったり、
ときには怖れが強くなりすぎて、先に進めなくなる原因にも
なりかねません。



「問題」を解決できないと感じたときの絶望感や、
「悩み」を乗り越えられれないときの不安感は

無意識に積み重ねてきた「やり方」が通用しない焦りや、
これまで大切にしてきた価値観を守れなくなる怖れとも言えます。



解決のために「視野を広げること」の大切さと、難しさ

悩みや問題を解決するための方法として、
まわりの人の意見を取り入れることが、その助けになることも
数多くあります。


他人からの意見、アドバイスが有効なのは
あなたの今までの知識や経験の枠を超えた解決方法が
まわりの人や本、インターネット経由の情報などから
得られるからと言えます。


偏った思い込みや、悪いイメージが少なく 視野が広いほど、
選択の幅は広がり、解決策が見つかりやすくなる
ものです



「人に相談すること」の一番の利点は、
自分ひとりでは「気づかなかった視点」を教えてもらったり、
それまで「知らなかった情報を得ること」と言えます。


「自分の知らなかったこと」は、時にとても効果的ですが、
「相談」はあくまで「人に共感してもらったり、他人の意見を聞くこと」でもあります。

そのことを、心にとめておかないと、
自分の本心から離れた「意見」を
まるで、それが「答え」であるかのように
受け取ってしまうことにも、なりかねません。


あなたが本当に知りたいのは「自分がどうしたいのか」その答えのはずです。



「問題」や「悩み」を持ち続けてしまう「自分だけの意味」

「時間が解決してくれるはず」
「もっと苦しんでいる人もいる」
「悩んで
いても仕方がない、何も変わらない」

他の人に相談したときに、そんな風に受け答えをされて
「わかってくれない」「受け入れてもらえない」「拒絶されてしまった」
そんな気持ちを感じて
どうしても納得できなかったことはないでしょうか。


また、逆に、
あなたが相談を受ける立場になったときには

他人の悩みについては、問題解決のアドバイスが思い浮かんだり
相手が「なぜ、そんなことで悩んでいるのか」
その悩みの深刻さを、うまく理解できなかった経験はないでしょうか。



つらい状況が続いたり
同じような「受け入れ難い」出来事が繰り返されると
どうしても自分のことを信じられなくなり
「抜けだす方法」ばかりを求めてしまいます。


ですが、
問題を抱えた状況の中で「何を求めているのか」
本当に望む答えは、あなた以外の誰にもわかりません。



どんなに「正しい意見」や「もっともな解決方法」であっても
「受け入れること」ができなければ、そこから何も進展することはありません。


どうしても、まわりの人の意見を取り入れられないとき、
心の奥に納得できない気持ちが残ってしまうとき、

そこには、問題や悩みを生み出してしまう
あなたにとっての「重要な意味」
そして、譲れない「大切な想い」があります。



そもそも、
「なぜ、置かれた状況を問題だと感じ、解決したいと思うのか」
その根本的な理由は、自分の内側にあるのです。


そこには、これまで生きてきた中で「大切に守ってきたもの」があります。

目の前の「問題」を「どうにかしたい」「何とかして解決したい」そんな、自分の中から自然に芽生えてしまった「想い」は、あなたにとって、ある意味、「問題を解決することよりも大切なこと」であり、「問題視されなくなることによって見過ごされてしまうことの方が、困る」それぐらいの切実で、「譲れない気持ち」が心の奥にあるはずです。


もし、仮に、
まったく「同じこと」を経験した人がいたとしても、
その出来事や体験を「問題だと感じる人」と「そうでない人」がいることからも
問題や悩みには「目の前の出来事を、どう受けとったのか」
私たち、それぞれの内側にある
「考え方」「感じ方」「ルール」「正しいと思っていること」が、
深く関係しているのです。



まず、「いまの状況」を「そのまま」見ていく

実際のカウンセリングの現場では、
「あなたの身に何が起こっているのか」
「どんな気持ちでいるのか」
「その状況の中で、何を望んでいるのか」
話したいことを、思いつくままに、話していただくこと
それが問題に向き合うための、大切な一歩となります。


『あなたの置かれている状況、感じていること、どうしたいのか、
 それらの中から、
 どんなことでも、自由に「話すこと」「表現すること」が許される。


それだけで「スッキリとした感覚」「ホッとする感じ」がするはずです。



それは、今まで、
自分ひとりでは、どうしても許せなかった状況の中で
あなたが感じている「気持ちを受け入れてもらえた」
それこそ、「居場所ができた」という感覚 を感じるからです。



問題や悩みを解消しようと努力することは
もちろん、大切なことです。

ですが、
問題や悩みのある状態から、抜け出そうと思うあまり
その状況や、自分自身のことを「このままではいけない」と
必要以上に否定して、追い込みすぎてしまうと
何もかもがダメな気がしてしまい、問題を抱えた状態が硬直化して、
かえって身動きが取れなくなってしまうことがあります。


「思うようにできない自分」を、責めすぎてしまっても、
「受け入れたくない状況を」を、すべて否定しようとしても、
かえって、問題や悩みから抜け出すことが難しくなってしまうのです。



次に、自分の内側で「何が起こっているのか」を整理する

もし、あなたが
「どんなに人の意見を聞いても納得できない」
「頭ではわかっているのだけれど、うまく行動に移せない」
そんな状態に陥ってしまうのなら

また、ずっと以前から、それこそ幼い頃から
同じような悩みや、症状を持ち続けていると感じるのなら


いつも苦しい状況を招いてしまう
あなたの「心のくせ」や「考え方の傾向」を
客観的に、少し引いた視点で見る必要があると言えます。


そこには、
「いつも、つらい状況に追い込まれる原因」
「なぜ、問題を招くような行動をしてしまうのか」
「どうしても悩みを引きずってしまうのは、なぜか
つらい思いをしている自分が、
目の前の問題を通じて訴えている「切実な気持ち」があります。

問題や悩みの渦中で
「何を言いたいのか」「何をわかってほしいのか」
心の奥にある「本当は思っていること」を突き止めない限り、
同じような問題が、少しずつ形を変えて
繰り返されてしまうことにも、なりかねません。



そして、「悩んでいる」つらい症状の奥底にある「本当の願い」を見つける

悩みがもたらす苦しさや、やり切れなさ、モヤモヤする感じは、
あなたが本心を「見たくない」「隠しておきたい」と感じているほど
強く感じてしまうものです。


無意識のうちにその存在を否定し、「それだけは、ありえない」と
真っ先に遠ざけ、見ないようにしていることや、
どうしても認められず、できれば避けておきたいことこそ、
実は、「本心では望んでいる答え」に繋がっているのです。



あなたが「問題」だと感じていることや
「悩み」として、どうしても気になってしまう状況は、
できれば触れたくない、避けておきたい感情、
それこそ、自分自身が「落ちたくない場所」に繋がる存在と言えます。


だからこそ、
私たちは、目の前に起こる出来事の中から
どうしても納得できず、あきらめきれない気持ちを表現するために
物事を問題として捉え悩みとして、持ち続けてしまう
のかもしれません。



もし、あなたが、いま
悩みや問題を解決するための出口が見えないのなら、それは、
「自分の知らない何か」が、あるのではなく
自分自身が
「その存在を見ないようにしている何か」が、あるから
と言えるのです。



「問題」や「悩み」は、別の見方をすれば
無意識に抑え込んで、見ないようにしていた「未解決の感情」や
心の奥にある、まだ「癒されていない心の傷」を見つける、きっかけ
なってくれるのです。



悩みや問題の根底にある「あなたの本心」に気づく

あなたの悩みや、抱えている問題は、心の奥底で、ずっと訴えていた気持ちが、抑えきれず、形を変えて表面化したものとも言えます。「どうしたいのか」を見失い、閉塞感に飲み込まれている時にこそ、あなたが、心のどこかで感じているはずの「今は見えなくなっている選択肢の存在」を信じること、そして、「本当は言いたいこと、若ってほしいことは何か」を見つけだすこと、それが、問題や悩みを解決する糸口になります。



あなたは、自分でつくりだした考え方の枠、制限された思考の中で
自分の本心にフタをして、見失い、苦しみながらも
心のどこかで、「本当はどうしたいのか」を、感じているはずです。


「どこかに答えがある」と、心の奥底では知っているからこそ
今の状況を問題として捉え
「何とかしたい」「今の状況を変えたい」「このままではいけない」
そんな風に思うのです。



「見えていない可能性」の存在を、あなた自身が感じていなければ
どんな状況であっても、
それは「ごく当たり前のこと」になり、
「つらい」「悲しい」「苦しい」などと、感じることもないはずです。



本当に大切なのは
「どうすればよいのか」その方法や、対処の仕方ではなく
目の前の問題や、悩みと感じることを通じて、
「本当はどうしたいのか」
あなたの心からの願いを思い出すことです。


その大切な想いを受け入れられたとき
あなたの前には「自分の気持ちに素直な選択」しか残らないないはずです。


「どうすればよいのか」答えを求めて、迷い続けている状態から
「本心はどうしたいのか」自分の気持ちを軸にした生き方に、意識が変わるのです。



問題や悩みに「向き合うこと」は「成長すること」に繋がります

成長とは、自分の弱さを否定したり、自分を責めることで、より「強い自分」「優れた自分」になることではなく、かつての自分が、「これ以上傷つかないため」に、つくりあげた「無意識につくっていた常識」「守るべきルール」「思い込みの殻」をやぶり、自分の本当の気持ちを見つけ、受け入れることです。

抱えてきた悩みの奥底にある「あなたの本心」に出会えたとき
悩みや問題は自然に消失していきます。

悩みや症状自体が、必要なくなってしまうのです。



悩みや問題から目をそらさず、向き合うことは
人生を見つめ直すきっかけとなってくれます。

どうしても苦しい状況から抜け出せないとき
心の奥底には、
ずっと抱えてきた「誰かにわかってほしかったこと」があります。

そんな大切な想いを見つけだし、
自分自身が受け入れていく、その過程は、
「自分本来の姿」を取りもどしていく道のりとも言えます。



もし、あなたが問題に直面し、
悩みを抱えている状態から抜け出せないと、感じているのなら

「どうしても、解決しなくては」と、思い込んでいる出来事や状況、
あなたの悩みの種となる人物や、その関係ばかりに囚われるのではなく

「なぜ、あなたにとって問題となるのか、悩みと感じてしまうのか」
その根本にある自分の気持ちに目を向けることも、
必要ではないでしょうか。



その過程の中で、
感情におぼれてしまわないように「自分の状態を客観的な視点で見る」こと
あなたの本心から離れないように「自分の内側に丁寧に問いかける」こと

その両方から、
あなた自身の内側に起こっていることを受け入れていくことで、
悩みや問題の奥にある「本心では何を求めているのか」が見つかるのです。



あなたの今の状況、感じていること、望んでいることを「そのまま」見ていく。悩みや、問題のもとになる「考え方」や「思い込み」の偏りに気づく。悩みや問題の奥底にある本心「わかってほしいこと」を見つけてあげる

悩みや問題を通じて、抑えきれず表に出てくる感情を見つけ、
これまで、無意識につくってきた「自分を抑えるための殻」を外していくこと

それが、
自分を否定したり、自分を偽ることではない「本当の意味での成長」だと、
私は考えています。



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